SQLでテーブルとテーブルをJOINの方法は知ってるけどCURSORの使い方がよく分からない
2016/02/21
SQLでテーブルとテーブルをJOINの方法は知ってるけどCURSORの使い方がよく分からない。
私もそうでした。簡単な説明を求めてネット検索しても自分にはちょっと難しかったので、ここで出来るだけ簡単に説明してみます。
カーソルを使わない場合
例えば会社を管理しているテーブルがあります。都道府県別に3つのテーブルに会社を振り分けたいとします。
以下の図をご覧ください。
カーソルを使わない場合は以下のクエリを実行すれば可能です。
INSERT INTO [東京都テーブル] ([会社名])
SELECT [会社名] FROM [会社テーブル] WHERE [都道府県] = '東京都'
INSERT INTO [神奈川県テーブル] ([会社名])
SELECT [会社名] FROM [会社テーブル] WHERE [都道府県] = '神奈川県'
INSERT INTO [静岡県テーブル] ([会社名])
SELECT [会社名] FROM [会社テーブル] WHERE [都道府県] = '静岡県'
でも、都道府県は47件あるので都道府県テーブルが47個あった場合、上のINSERTクエリを47個用意しなくてはなりません。
クエリを書くのが面倒ですし、将来都道府県が48件に増えた場合、また48個目のINSERTクエリが必要です。
そんな非効率な運用は嫌だ。こういう時にカーソルを使います。
カーソルを使うと
以下にカーソルを含むクエリを用意しました。
DECLARE @SQLString nvarchar(255);
DECLARE @都道府県 nvarchar(10);
SET @SQLString = '';
DECLARE mycursor CURSOR FOR
SELECT DISTINCT [都道府県] FROM [会社テーブル]
OPEN mycursor
FETCH NEXT FROM mycursor
INTO @都道府県
WHILE @@FETCH_STATUS = 0
BEGIN
SET @SQLString += ' INSERT INTO [' + @都道府県 + 'テーブル] ([会社名]) SELECT [会社名] FROM [会社テーブル] WHERE [都道府県] = ''' + @都道府県 + '''';
FETCH NEXT FROM mycursor
INTO @都道府県
END
CLOSE mycursor;
DEALLOCATE mycursor;
EXECUTE sp_executesql @SQLString;
このクエリで何をしているのか図にしてみました。
- ①では[会社テーブル]の[都道府県]カラムから一意の都道府県データを「@都道府県」に格納します。
- ②でその格納した数の分のクエリを「@SQLString」に格納します。
- ③最後にsp_executesqlで「@SQLString」に格納されたクエリを実行します。
そもそもどうして都道府県テーブル別にデータを分けないといけないのか。
理由は、カーソルを説明する為にテーブルを分ける必要があったからです。。。もう1つの理由は、アプリケーション側の設計によりますがテーブルを分けることで検索速度を上げることができます。
最後に
SQLカーソルって便利ですね。尚、「@SQLString」に格納できる文字数は多めに見積もっておかないと、格納しきれない文字は切り捨てられ、未完成のクエリを実行してしまい、エラーになってしまうのでご注意を。
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