乗鞍岳(のりくらだけ)の山頂、剣ヶ峰に行ってきました。当日の天気予報は曇りのち雨。天候に不安を感じつつ、登ることに決めました。
当日は天気予報通りに天候は曇りのち雨。しかし、意外と景色を楽しめたことに感激。束の間の晴れのおかげで絶景が見れました。
乗鞍岳までの行き方、駐車場とバスの混み具合、所要時間、そして天気が曇りの時の乗鞍岳山頂からの景色を写真付きで紹介します。
乗鞍岳山頂を目指す場合、乗鞍スカイラインのバスに乗って乗鞍畳平駐車場を目指します。乗鞍畳平駐車場の場所は 〒506-2254 岐阜県高山市丹生川町池之俣 丹生川町岩井谷乗鞍
乗鞍岳はマイカー規制がされていて、乗鞍畳平駐車場まではバスしか交通手段がありません。したがって、平湯温泉バスターミナル、または、ほおのき平のバス停でバスに乗り換える必要があります。バス停から乗鞍山頂(畳平)まで約1時間かかります。
バスの場合、
バスタ新宿から平湯温泉バスターミナルまで高速バスで約4時間半です。平湯温泉バスターミナル(1番)で乗鞍岳(畳平)行きのバスに乗り換えます。
車の場合、
東京から中央自動車道経由で松本ICで降りて国道158号線を進み、平湯温泉バスターミナルを目指します。所要時間は約4時間。
平湯温泉バスターミナルから乗鞍山頂(畳平)のバス往復割引料金が2300円でチケット自動販売機にて売ってました。
平湯温泉~乗鞍山頂のバス時刻表はこちら。
平湯温泉バスターミナル前の駐車場
朝の7時に行ったら駐車場はまだ空いてました。混雑時は市営のあかんだな駐車場に停める必要があるかもしれませんが、あかんだな駐車場は平湯温泉バスターミナルまで歩くと約30分。私が行った時、乗鞍山頂行きのバスはあかんだな駐車場を経由しなかったので、バスターミナル前の駐車場に停めたほうが良いかもしれません。
因みに、あかんだな駐車場は1台600円。ほおのき平の駐車場は無料です。
平湯温泉バスターミナルからほおのき平駐車場を経由し乗鞍スカイラインを通り、乗鞍畳平駐車場に着くまで約1時間。バスの窓から雄大な景色と運転手の解説を楽しめます。
乗鞍畳平駐車場に着いてバスを降りたら風が強く、曇っていたせいか結構寒く感じました。暖かい恰好をしてきて正解でした。
乗鞍岳山頂まではいくつか登山ルートがありますが、山頂と駐車場の間にある富士見岳(ふじみだけ)経由で行きました。駐車場から富士見岳まで登って約20分余計に時間がかかりましたが、丁度晴れ間が見えていて、とても素晴らしい景色が望めました。
下の写真は富士山方面の眺望です。富士山は見えませんが、雲から差し込む日差しが神々しく、山々の景色がとても綺麗でした。
富士見岳頂上から剣ヶ峰が見えます。
富士見岳を降りたら、剣ヶ峰口の道しるべを進み、肩の小屋を抜けて、真っすぐ山道を登って行きます。
どんどん登って行って、ふと振り返ってみると絶景が。天気予報は曇りの予想だったのに、晴れ間があって良かったです。
1つ目の山を登り切ると強風に煽られます。先程までは山が風を遮ってくれていたので寒く無かったのに、風のせいでいきなり冷え込みます。
乗鞍岳山頂の剣ヶ峰の鳥居が小さく見えます。
5分後に頂上小屋に到着です。ドリップコーヒーが500円での提供がありました。
頂上小屋から登って約5分で剣ヶ峰山頂に到着です。標高は約3026メートル。そんなに時間がかからずに登れました。
因みに、下に置いてある看板を手に持って写真を撮ることができます。ただ、ここの場所は強い風が吹いてもの凄く寒いので長居できませんでした。
乗鞍本宮の後ろに退避して冷たい風を凌ぎます。
剣ヶ峰からは西穂高岳、奥穂高岳、槍ヶ岳が見えます。
下の写真は南アルプス方面。
駒ヶ岳と富士山方面。富士山は雲に隠れて見えませんが、雲海がとても神秘的に感じました。神々しいです。
因みに曇ってるとこんな感じで何も見えません。先程の景色とは打って変わって殆ど何も見えない状態になります。
ただ、少し待っていると雲が抜けて景色が戻ることもしばしば。標高が高いと天候がすぐ変わりますね。
乗鞍畳平駐車場から剣ヶ峰までは登山というよりハイキングでした。こんなに早く山頂に辿り着けるとは思ってなかったです。
急な坂も少なく、ゆっくり登っても1時間半以内に頂上まで登れる山なので、登山の難易度はそんなに難しいと思いました。5~6歳くらいの幼児を連れた親子も登ってましたし。
ただ、寒い季節はしっかりした防寒対策が必要です。寒いので帽子、手袋、スパッツ、厚手の靴下等々、動きやすい服の重ね着をして、動きやすい恰好で行くべきだと思います。
乗鞍畳平駐車場から徒歩15分程度で登れる山が2つあります。バスを待っている時間等、時間に余裕がある時に行ってみても良いかもしれません。
魔王岳(標高2763メートル)
魔王岳は乗鞍バスターミナルの向かいに登山口があり、頂上まで登ると穂高岳や槍ヶ岳をより近いところで眺めることができます。
大黒岳(標高2772メートル)
大黒岳の頂上からは乗鞍スカイライン、運が良い時は雲海が見えます。
富士見岳(標高2817ートル)
そして、この記事冒頭に紹介した富士見岳。富士見岳頂上からは不消ヶ池(きえずがいけ)や鶴ヶ池と乗鞍バスターミナルが一望できるだけでなく、雲海や剣ヶ峰も見えるおすすめスポットです。
どれも乗鞍バスターミナルから登って約15~20分。そんなに時間をかけずに景色を楽しめるので良いですよね。
帰りのバスまで時間があったので乗鞍本宮でお守りを買いました。乗鞍バスターミナルのすぐ横にありました。
あと、乗鞍バスターミナルでお土産を買って、飛騨牛カレーを食べました。言われなきゃ飛騨牛か普通の牛か分かりませんが美味しかったです。
午後からは天気予報の通りに雨が降ってきました。午前中は天気が良く、午後は天気が悪くなる傾向にあるみたいなので、次回もし行くとしたら、今回と同じように朝早くに乗鞍岳に行こうと思いました。
天気予報が曇りで結構晴れ間が多いのは意外な発見でした。
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