2026年10月17日、パリで店舗の破壊・略奪が発生 マクドナルドなどに被害

概要

2026年10月17日(土)、フランスの首都パリでデモ行進が行われた後、 市内の複数の地域で店舗の破壊や略奪、火災などが発生した。 被害は飲食店、スーパーマーケット、薬局、携帯電話販売店などに及んだ。

フランス紙「ル・モンド」は10月18日、レピュブリック広場周辺や マジャンタ大通りで多数の店舗が被害を受けたと報じた。 米メディア「フォックス・ニュース」も10月19日、 マジャンタ大通りにあるマクドナルドの被害を報道した。

マクドナルド店舗の被害

被害が確認されたのは、パリ10区のマジャンタ大通りにある マクドナルドの店舗で、東駅(Gare de l'Est)の近くに位置する。

「ル・モンド」の現地報道によると、店舗の窓ガラスが割られ、 店内のコンピューター画面などが損傷した。 床にはケチャップやアイスクリームが散乱し、 店内設備にも被害が出ていた。

同紙の取材に応じた警備員は、店舗内にいた約20人を、 犬を連れて追い払ったと説明した。また、店内では侵入者が フライドポテトを調理しようとしたものの、 プラスチック製の包装を開封せずに揚げ油に入れたと証言した。

これらの状況は、10月18日付の「ル・モンド」の現地報道と、 10月19日付の「フォックス・ニュース」の記事で伝えられている。

周辺の店舗にも被害

被害はマクドナルドだけにとどまらなかった。 「ル・モンド」の報道では、レピュブリック広場周辺と マジャンタ大通り沿いで、複数の商業施設が破壊や略奪の対象となった。

スーパーマーケット・薬局

ボールペール通り(Rue Beaurepaire)のスーパーマーケット 「フランプリ(Franprix)」では、商品棚が空になり、 商品の盗難や床への散乱が確認された。 同じ通りの薬局でも、ショーウインドーやレジ、 コンピューターなどに被害があったと報じられた。 マジャンタ大通りの「アンテルマルシェ(Intermarché)」も 略奪の被害を受けた。

携帯電話・コンピューター販売店

マジャンタ大通りでは携帯電話やコンピューターを扱う複数の店舗が 被害を受けた。 「ル・モンド」の取材に応じた店舗経営者は、 iPhone約50台、Samsung製端末約70台、 コンピューター約50台などが盗まれたと説明した。 同経営者は、現金も含めた被害額を少なくとも14万ユーロと見積もった。

美容室・カフェなど

同紙は、美容室の窓ガラスや店内設備が破壊されたことも報じた。 また、レピュブリック広場付近のカフェでは火災が発生し、 店舗が大きな被害を受けたと伝えられている。

デモと現場の状況

10月17日のデモは、生活費の上昇や公共サービスなどをめぐる 不満を背景としてフランス各地で行われた。 AP通信によると、パリのほか、リヨン、マルセイユ、 ボルドーなどでもデモや衝突が発生した。

パリでは一部の場所で投石、火災、店舗への侵入や略奪が起き、 警察は催涙ガスや放水車を使用したと報じられた。 AP通信は、当局による全国の逮捕者数についても報道している。

なお、デモへの参加者全体と、店舗の破壊や略奪に関与した人物は 区別する必要がある。報道で確認された店舗被害だけから、 すべてのデモ参加者が違法行為に関与したと判断することはできない。

被害の規模とその後

10月18日付の「ル・モンド」は、商業・流通業界団体の代表者が、 全国で約1,500の事業者が直接的な被害を受けたとの暫定的な推計を 示したと報じた。同代表者は被害額について数億ユーロ規模になる 可能性に言及したが、これは発生直後の推計であり、 確定した最終額ではない。

パリでは、被害を受けた店舗の窓ガラスの修理や、 店内の清掃、商品の撤去などが進められた。 被害額や営業再開の時期については、店舗ごとに状況が異なる。

追加報道:近隣のハラールチキン店に関する報道

2026年10月19日付のニュースサイト「JFeed」は、 パリのサン=ドニ大通り(Boulevard Saint-Denis)にある マクドナルドの店舗が、前日に発生した騒乱の際に破壊されたと報じた。 同記事は、近隣のハラールチキン料理店「Master Poulet」については、 被害を受けず、店舗の状態が保たれていたと伝えている。

JFeedの記事では、騒乱の際にパレスチナ旗を掲げていた人々がいたとも 記述されている。ただし、記事に記載された旗の存在だけでは、 店舗が襲撃された理由や、個々の参加者の動機を特定することはできない。

インドのニュースサイト「Aryan Age」も、 マクドナルドの破壊と近隣のハラールチキン店が被害を受けなかったことを 取り上げた記事を掲載した。 両記事は同様の状況を伝えているが、これらの記述だけから、 店舗が選別された理由や、宗教・政治的な背景を断定することはできない。

ル・モンドの10月18日付報道は、レピュブリック広場周辺や マジャンタ大通りで発生した店舗の破壊・略奪を詳しく伝えている。 一方、JFeedの記事はサン=ドニ大通りのマクドナルドと Master Pouletに焦点を当てている。

出典・参考資料

  1. Le Monde(2026年10月18日)
    パリのレピュブリック広場周辺およびマジャンタ大通りで発生した 店舗の破壊・略奪に関する現地報道。
  2. Fox News(2026年10月19日)
    マクドナルドやスーパーマーケットなどの被害についての報道。
  3. Associated Press(AP通信、2026年10月)
    フランス各地のデモ、衝突、火災、略奪などに関する報道。
  4. Le Monde(2026年10月18日)
    略奪発生後の商業施設への被害と、業界団体による暫定推計。
  5. JFeed — McDonald's vandalized in Paris riots while nearby halal chain left untouched
    公開日:2026年10月19日
    サン=ドニ大通りのマクドナルドと、近隣のMaster Pouletについての報道。
  6. Aryan Age — McDonald’s Ransacked in France Riots as Neighbouring Halal Chicken Shop Remains Untouched
    マクドナルドの被害と、近隣のハラールチキン店に関する報道。

注:本記事は上記報道に基づく要約であり、独自の現地取材は行っていない。 被害額や逮捕者数などの数値は、各報道機関が伝えた時点の情報であり、 今後修正される可能性がある。

スポンサーリンク

↑ ページの先頭へ

スポンサーリンク