アメリカ出張の際、入国前にESTA(Electronic System for Travel Authorization)の申請が必要になりました。
ESTAは2009年から義務化されたビザ免除プログラムで、90日以下のビジネスや観光目的の場合、アメリカ行きの渡航者はオンラインで認証を受ける必要があります。
ESTAのページを久々にアクセスしたら数年前と比べて入力事項の内容が分かりやすくなった気がしましたが、入力すべき必須項目数が多くなったことにビックリしました。
前もって確認しておかないと入力できない項目もあるので、いくつかリストアップします。 あと、アメリカの入国管理のゲートで聞かれた質問について書いてみました。
私がESTAで申請した手順は以下の通りです。入力は全て半角大文字アルファベットで記入します。
渡航者の連絡先
氏名、性別、生年月日、出生住所、出生国、パスポート番号、国籍、パスポートの発効日と有効期限に発行した国。 あと、渡航者の連絡先で、住所、電話番号にメールアドレス。 入力する項目が多いですね。
連絡先は自宅住所、電話番号とメールアドレスは持参するスマホに登録されているものを入力しました。 念のため、アメリカでも使える番号とアドレスにしました。
両親
いままで無かった質問事項だと思います。あったらごめんなさい。でも以前は入力した覚えがありません。 この項目は、入国する人のご両親の名前を記載する必須項目です。名前がわからない場合はUNKNOWNと記載しなくてはいけません。
養子縁組や継親(ままおや)、後見人の名前も記載できます。 両親の名前(性、名)の入力が必須なんて、すごい徹底していますね。そこまで調べるのでしょうか。
勤務先情報
現在の役職名、雇用主名、住所、市区町村、州/都道府県/地方、国、国番号+電話 まず、現在または過去に勤務経験があるかないかを、「はい」か「いいえ」で聞かれます。 現在勤務している会社があれば、そのまま名刺に書かれている内容を記入すれば良いと思います。私はそれで問題なく入国できました。
でもこれ、もし退職していたら、過去の勤務先の情報を記入しないといけない、ということですよね。 ちょっと書きにくいと思いました。でもここで都合悪いから「いいえ」と答えてしまってESTAが認証されなかったら入国できないので、真実を記載するしかありません。
米国内の連絡先情報と米国滞在中の住所
ここでは連絡先情報として、氏名、住所、市区町村、都道府県と電話番号の入力が必要です。 また、米国滞在中の住所として、上記と同様の情報の入力が必要となります。 米国内の連絡先と米国滞在中の住所は同一にすることも可能です。
氏名と聞いて自分の名前を入力するべきか悩みましたが、ホテルの名前を記載しました。 複数個所滞在予定の場合は最初に滞在予定のホテル名または訪問予定地の入力が必要とのことです。
ちなみに、勤務先の本社が米国企業の場合等は、その会社名と住所の記載で大丈夫でした。 米国内なのに都道府県の入力項目から州を選ぶ難しさはありました。
米国内および米国以外の緊急連絡先情報
連絡がつく方の氏名とメールアドレスに電話番号が必須項目です。 メールアドレスが必須となっているので電話番号だけではダメです。 家族の連絡先を書こうと思いましたが、結局日本の会社の連絡先を記載しました。
適格性についての質問
精神的な疾患や薬物、依存症、疫病についての質問事項について「はい」か「いいえ」で答えます。 その他にも色んな活動や行為について質問が続きますが、殆ど「いいえ」と答えられるはずです。
入国者の氏名と生年月日とパスポート番号が間違っていないか確認したら「今すぐ支払う」ボタンで支払いを実行します。
氏名は名前の後に苗字であることを確認しましょう(例:TARO SUZUKI) あと、その他に入力間違いが無いかしっかり確認をしましょう。間違いによって再申請にまたお金を支払うのは避けたいです。
支払い期限は1週間でした。申請番号があればあとで支払い手続き可能みたいです。
支払い方法はPayPal、デビットカードまたはクレジットカードが使用できます。 支払い手続き実行後 クレジットカード等で支払い手続きを完了後、72時間以内に判定が出ます。 支払い直後は、申請状況のステータスで「認証は保留中です」と表示されます。 5分後くらいにもう一度同じページにアクセスしたら「認証が承認されました」と表示されました。 意外と認証が早くて驚きです。
念のため、「認証は承認されました」ページを印刷してアメリカに渡航しましたが、入国管理でそのページや申請番号等を求められることはありませんでした。 因みに、有効期限は承認されてから2年間有効であると、その日付の記載がありました。
日本からアメリカへ飛行機で12時間、ようやく空港に着いたと思ったら入国管理のゲートには長蛇の列。 ゲートでは両手の指の指紋を全てスキャンされ、顔写真も撮られます。 ESTAの情報を見ている為か、以下のように質問されました。
「What is the purpose of your business trip?(あなたの出張の目的はなんですか?)」
えっ、「ビジネス」って答えるつもりでいたのに、出張の目的を聞かれてしまい少し慌てました。 出張の目的を正直に話すと、すぐにゲートを通してくれました。ここまでのやりとりで2分とかかってないです。
それにしても、最近は「ビジネス」という答えだけでは通用しないことを思い知らされました。 旅行の場合、旅行の目的は何か聞かれるんでしょうか。
上記の必須入力項目は最近確認したものですが、いつまでも同じでは無いと思います。 数年前にアメリカに渡航した時には見かけなかった質問事項もあったので、日々変わっていくものなんですね。
今のところESTAは2年間有効なので、申請番号は無くさないようにメモしておこうと思います。 毎回14ドル支払いたくないですもんね。
※免責事項
このページで紹介している内容を参考に入力してESTAの認証が承認されなくても一切責任を負えません。この記事は個人入力した内容が結果として承認されたことを紹介しています。 参考にされる際は自己責任にてお願いいたします。
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