PBIの質問で面接時と入社後のパフォーマンスを見分けられるのか。入社後の結果は？

「面接 質問」と検索すると色々サンプルの質問が出てきますが、その質問の回答だけでは判断が難しいので、どうしようか考えてました。

色々調べていたら、PBI（Performance Based Interview）というキーワードに辿り着きました。PBIで能力を診断する面接が出来るかなと思い、今度は「PBI」という単語で検索してみたら、１つのサイトに辿り着きました。

色んな質問が用意されてあって、応用できる範囲が広く、そのまま面接の質問として使えるものが多かったので紹介します。あと、PBIの質問の受け答えが出来た応募者の入社後のパフォーマンスについても紹介します。

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サイトのカテゴリー

８つのカテゴリーに分けられて、それぞれのカテゴリに沢山質問が用意されています。

• creative thinking：独創的な考え
• customer service：カスタマーサービス
• Flexibility/Adaptability：柔軟性・順応性
• Interpersonal Effectiveness：対人関係の効果
• Organizational Stewardship：組織管理
• Personal Mastery：個人学習
• Systems Thinking：システム的な考え
• Technical Skills：テクニカルスキル

質問数は多いので、面接で使う際は8つのカテゴリーから1つずつ選んでみます。

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選んだ質問

8つのカテゴリーから質問を選んだ後、少し内容を変更してます。以下の質問が実際の面接で使ってみた質問です。

• 独創的な考え：「所属しているチームで効率が悪い作業はありますか。ある場合、どのように効率を改善するか（したか）ご自身の役割と改善した結果について教えてください。改善しなかった場合、何が原因だと思いますか？」効率の悪い作業が無いって言われた場合を想定して別の質問も用意しておきますが、何かしらあるはずなのでそこを深堀します。
• カスタマーサービス：「社内のお客様は誰か？社外のお客様は誰か？それぞれの評価は得られてますか？評価が悪い・評価を得られてない場合、何が原因と思いますか？」
• 柔軟性・順応性：「組織変更に伴い、仕事が遅いのに偉そうにしている先輩・上司の下で働くことになり、現在の仕事のやり方を大幅に変更するよう指示され、明らかに効率が悪いやり方である場合、どうしますか？」
• 対人関係の効果：「専門用語を理解してくれない相手に、どのように伝えたら理解してくれると思いますか？優しい伝え方を教えてください。」
• 組織管理：「他の社員や同僚より多く（または少なく）働いてるなーと思う作業内容について教えてください。どうしてそう思いますか。」
• 個人学習：「知識や経験が全くない製品や商材について感想を述べて欲しいと、上司や同僚に頼まれた場合、どの程度調べますか？調べて伝えた内容に不満そうな顔をされた場合、どうしますか？」
• システム的な考え：「チーム又は特定の同僚や部下（又は上司）の成長に貢献できたと思える仕事について、どのような関わりがあったか教えてください。無い場合はどのように関われば貢献できると思いますか？」
• テクニカルスキル：「今回の募集要項のこの要件は確実に満たしている（又は満たしていない）と思う項目はありますか？どうしてそう思いますか？」

色々問題は把握していても放置して誰かがやってくれるだろう、と考えるケースは多々ありますが、応募者がそのような考えを持って仕事していても良いと思います。

確認したいポイントは、応募者がその問題に対してどのような考えを持っているか、です。問題の優先度の付け方や、自分の作業負担について、どう思ってどのような対策を考えているのか。そこを確認したいです。

テストも必要

PBIの質問を上手く答えられても、入社後に「あれっ？」と思うケースが考えられます。

そうならない為にも、PCを使った短時間のテストを用意してます。製品・商材資料の一部分を抜粋して、応募者に読んでもらい、その抜粋部分に関連する質問にタイプ入力（又は筆記）で答えてもらい、基礎知識や応用力や経験の有無を判断します。

質問やテストを用意するのはかなり手間がかかり、大変な作業です。しかし一旦用意が出来れば、同じテストを流用できるので今後の面接プロセスが少し楽になります。

入社後の感想

PBIの質問にそつなく答えてくれて、テストも出来た方は、入社後もチームとの人間関係や仕事の結果に問題は今のところありません。

今では先輩方より高い役職にプロモーションされるくらい成長した方もいらっしゃって、チームの仕事のサポートする余裕もあるみたいです。良かった。

もちろん、入社した社員全員が同様のパフォーマンスを発揮できるとは限りませんが、PBIの質問の受け答えできた方は、ある一定のレベル以上の仕事が出来ているように感じました。

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