外資系で働いていると、ある日いきなり荷物をまとめてオフィスを去る社員を何度か見かけたことがあります。
デスクの引き出しの私物もそのまま。PCの中のファイルも整理する暇も無く、社員証などのIDと鍵の返却を命じられ、すぐにオフィスを去らなくてはいけません。 チームの皆で送別会をする機会もありません。最初にこれを見たとき、外資系企業は結構あっさりしているんだなと思いました。
ただ、外資系企業といっても沢山あるので、スパッと切るところもあれば、数ヶ月猶予があって送別会もするところもあるので、全ての外資系が厳しいわけではありません。 でも、昨日まで一緒に働いていた同僚が、今日になっていきなりオフィスを去るのを見ると、胸が痛くなります。
会社の決定でそうなってしまったのは残念ですが、クヨクヨしてられません。何故なら明日は我が身だからです。
そんな状況を何回も見てきて、自分なりに気をつけるべき点があると思い、そのポイントを以下に記載しました。 その他にも注意するべきところは沢山あると思いますが、私は以下が重要だと考えます。参考になれば幸いです。
例えば、上司の仕事のやり方や進め方が気に食わなかったり、保身を徹するあまり仕事に消極的な姿を見てウンザリしたり、そのせいで自分の仕事が自分の思い通り進められなかったり。
そんな時貴方ならどうしますか?自分のスタイルを貫きますか?それとも上司のやり方に追従しますか?
因みにオフィスを去った同僚は、上司の意に反して自分のやり方を押し進めて成果を出しました。しかし、それをきっかけにその同僚は上司の考えが間違っていると決め付けてしまい、上司の言動に対して感情的になってしまいました。 そこが注意するべきポイントの1つだと思います。
絶対に感情的になってはいけないのです。感情を出すと行動がいつもより派手になるリスクがあり、取り返しのつかない行動を起こしてしまう可能性があります。同僚は感情で動いてしまった結果、冷静になって上司と話し合うことをせず、自分の仕事のやり方を続けてしまったことが問題でした。
感情的になるといつもの自分なら我慢できることも制御できなくなってしまい、取り返しの付かない行動を取ってしまう恐れがあります。 その行動がメール等の証拠として残ってしまうと危険です。
例えば上司が社員のメールを問題があると報告します。第3者が見たらなんともないメールですが、ちょっとした情報を付け加えられることによって、印象がとても悪く残ってしまう危険性があります。
ですので、まずは感情的にならないことを意識して、感情的になったとしてもメール等の証拠が残る形でそれを相手にぶつける事は絶対避けましょう。
また、感情的に口論をすることも避け、できるだけ上司の意見に歩み寄るかたちで話し合うことが重要です。
口論をしてしまった場合、後で冷静になってから、自分はこういう意図で口論をしてしまい争うつもりは無かったとメールしても良いかもしれません。 口頭で伝えてしまっても、口論があった事実だけが人事に報告されてしまう恐れがあるので、自分はこういう理由で話しをした結果口論となったとメールを証拠として残しておくことが大事です。
一番は上司と仲良くすることです。
全ての指示にイエスと応えるのではなく、上司の意見を最も考慮しつつも、自分の意見も踏まえた上で双方合意して納得ができるまで話し合う必要があると思います。 上司と何回も長い時間話し合う気苦労はありますが、自分の職を守る為にも続けていく必要性ありです。
上司が気に食わない社員を辞めさせる為に人事に説明する際、以下のポイントを抑えてくるはずです。
等々、本当にそのような事実が有ったとしても無かったとしても、上記のような内容で上司が人事に報告すると、社員の印象がかなり悪くなります。
人事はチームの協調性や会社の文化を尊重することを重要視して、それを脅かすリスク要因をとても嫌います。上司はそれを知っているので報告した内容を1つ1つ証明する為の証拠(になりそうなもの)を集めていることでしょう。
人事はチームの同僚に事実確認はしません。社員にとってはとても分が悪いです。
上司が証拠集めを始めたら、その社員の印象はとても悪いものとなっているはずです。人事に説明する時も色々と話しを膨らませて説明する可能性は大きいです。 したがって、上司の意見や考えに賛同できなくても、その決定に沿った行動をするべきです。
その結果、ビジネスが不調に陥ったり、悪く方向に傾いても社員の責任ではなく、そのような決定をした上司の判断が問題になります。 自分のやり方が間違っていないし、上司の決定に問題があると強く思っても、グッと堪えて我慢する忍耐力が必要です。
ただ、それがストレスとなって精神的に病んでしまうと意味が無いので、上司の決定に従えない場合は人事に相談する方法もありますが、私の経験上、人事に相談しても何も解決になりませんし、逆に自分の立場を悪くするリスクが高いので、得策ではありません。
人事へ相談するルートを提供している目的は、社員の不満の受け皿として機能しているかもしれませんが、相談したことで上司の決定が覆る可能性相当に低いでしょう。 上司の判断に納得できない場合、結局は我慢するか転職するか、しかありません。
即日解雇の場合、パソコンに保存されている個人のファイルを整理する暇がありません。その為、パソコンの個人用ファイルは1つにまとめて即消せるようにしておくか(正直そんな時間も無いです。。。)、そもそも会社のパソコンに私用目的のファイルを保存しないようにする必要があります。
とはいえ、年末調整や給料明細書等の電子ファイルは会社のパソコンに保存してるケースが多いと思います。それを後で管理者に見られたくない場合、常に個人のファイルは会社PCに残しておかないよう注意が必要です。
削除ファイルのリカバリープロセスを実行されてしまったら、削除したファイルを見られてしまう恐れはありますが、そこまで重要なファイルなら会社PCに保存しないほうが良いでしょう。 心配ならファイル自体にパスワードを設定するか、圧縮時にパスワードプロテクトを設定しても良いかもしれません。
上司の決定事項に歯向かうのはいけません。注意された場合も無視したり、同じことを繰り返すのも問題です。 一回問題として上司が認識したら、より一層注目されてしまいます。そこから巻き返すのは至難の技です。
したがって、最も安全なのは、例え上司の意見に賛同できなくても上司の意見に従うことです。
問題を起こしてしまった場合は、嫌でも上司と話しをして、争う意思が無いこと、指摘された部分を改善するよう努力することを伝えるべきです。 会社の人事は上司の味方です。部下の味方をしてくれるケースは少ないです。もし、どうしても上司が許せない場合は、部署内や同僚やチームのメンバーと相談し味方になってもらい、一緒になって上司と対決することもできますが、殆ど上手くいかないと思います。
人間自分が一番大事ですし、多数の利害が一致しても、リスクを犯してまで一緒に戦ってくれるパターンは殆ど無いです。 なので、嫌でも上司と仲良く一緒に上手く仕事をしていく道を模索する姿勢を見せることが大事だと思います。
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