外資系IT 面接の質問(中途採用者向け)実際の面接で使ってます。
外資系IT企業で働いていると面接を任される機会が多々あります。ただ、最近中途採用者を面接をする回数がかなり多くなって、仕事の時間を取られてしまいます。
面接で質問する内容を思い出すのがいつも大変なので、ここに書き記しておこうと思います。
以下は、実際の面接で質問した内容と職務履歴書のチェック項目です。これをもとに合否の判断を人事に報告しています。
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職務履歴書の見やすさ
職務履歴書(Resume)を見るだけで色々と分かります。沢山ある情報を上手くまとめて、分かりやすく要点が絞れていて見やすければ、読み手に理解してもらいやすい工夫ができるスキルがあると思います。
そのスキルは仕事をするうえでいろんな場面で活躍します。そこも含めて以下を確認。
- 英語の文法が正しく簡潔か。英語で長文で説明していないか。
- 説明が短すぎて、仕事内容や本人の役割や実績を推測しないと分からないところが多くないか確認。
- 職歴に優先順位をつけて、どの仕事内容を強調したいのか分かりやすく説明してあるか。
- 理解不能な単語や動詞や形容詞、前置詞(preposition)の使い方を連発していないか確認。
- 余白の使い方やフォントサイズの使い分けて読み手に理解しやすい構成になっているか。
英語でメールのやり取りをする際、相手に正しく伝わる簡潔な英文が書けないと時間のロスに繋がります。それが履歴書で出来てないということは、メールでのやり取り回数が増えて説明に時間がかかることになり、効率が悪いです。
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自己紹介(約10分)
自己紹介を自分を上手くプレゼンできる機会と思います。それが上手く出来ないなら仕事でも同じように上手くプレゼンや質疑応答が出来ない可能性が高いです。
- 「3分位で簡単に自己紹介をお願いします。」と言っているのに結構長く自己紹介をする場合、時間を超過したことを意識している発言をするか確認。
- 自己紹介で出てくる単語や職務内容を聞き手が理解しているか確認する為の質問をするか。
- 声が小さかったり、はっきり喋らなかったりしないか確認。
- 話している途中に何故か本人だけが笑う。
- 「直近の職歴を教えてください」と言っても、何故か5年前の職歴を説明し始める等、質問を無視しないか確認。
- 今回の応募要項を意識した紹介をするか確認。
自己紹介で主張したいことはいっぱいあると思いますが、要点を絞れず説明が長くなって、結局何を言いたかったのか分からなくなるケースが多々あります。そこを上手く説明できれば、その要点について深堀して話せると思うんですが、そうならないケースが殆どです。
履歴書のチェック(約10分)
履歴書の内容を口頭で矛盾なく説明できるか確認します。
- 職歴の各期間内において、どこが自分の責任範囲で、どれだけ貢献したかが明確になっているか・要点が絞れているか確認。
- 仕事上の問題や課題、そしてその解決策にして説明をしてもらう。
- 所属しているチームはどのような問題を抱えていて、どのようなサポートを提供したか確認。問題が解決しない場合はどうしたか。
- 業種と規模を確認。
- 応募者が現在の職場を離れた場合、その職場は何が困るか説明してもらう。
- 関わっていた製品・商品の感想について聞く。
- ソフトや言語の記載がある場合は、どの程度理解しているか説明をお願いする。また、バージョンが古い(又は記載がない)場合は、古い(未記載)理由を聞く。
ソフトを少し触った程度や、間接的にしか関わってない言語が、履歴書に書かれていないか要確認。
応募者によっては、その応募者がかかわったソフトが使っている言語をリストアップしただけで、言語の中身が全く分かってない方もいらっしゃったのでチェックが必要。よく分からないなら書かないで欲しい。。。
今回応募した理由(約10分)
応募理由は色々あると思いますが、嘘でも説得力ある理由が言えれば、現場でもそれだけ臨機応変に対応できる証拠だと思います。
- 募集要項を理解しているか確認する。どこがフィットしているか聞く。仕事内容を予想してもらう。
- 製品・商材についての良し悪しを予想してもらう。
- 「新しいことにチャレンジしたかった」が理由の場合、どこがチャレンジなのか聞く。直近の経験がどの程度募集要項に役立つか聞く。
- 「上司や職場の人間関係が悪い」が理由の場合は何故そう思ったのか聞く。
- 「忙しくてリソースが足りない」が理由の場合はどのような対策を取ったのか聞く。
- 転職回数が5回以上で、どれも在職期間が1~2年程度の場合は、理由を要確認。
英語(約10分)
英語での面接は発音よりも、受け答えがちゃんとできて、意思の疎通が問題無いか確認します。TOEICの点数が800~900点台で高くても、履歴書に記載の文法の接続詞が滅茶苦茶だったり、意味が分からない単語が使われてたり、殆ど英語が喋れなかったりしたので、履歴書に記載の点数はいつも見てません。意味が無いので。
ただ、履歴書に英語が出来ることを強調してるのに、面接で英語を喋るのが苦手な感じだと、多少違和感を覚えます。
- 質問の内容を理解しているか確認。分からないことは分からないとハッキリと質問を返すか、それとも黙ってるか確認。
- 英語で何か説明してもらう時に、順を追って説明できるか確認。
- 英語で途中詰まってしまう時に、笑ってごまかそうとしないか確認。
- 考える時間が必要な場合、ちゃんと「少々時間をください」等の主張が出来るか確認。
- "you know"を連発しないか確認。人によると思いますが、このフレーズを文書の間に多用すると不快に感じる欧米の方が多いです。
- わざわざ難しい英単語を使わないか確認。その意味を聞くと大体答えられません。よく分からない英単語なら無理して使わないほうが良いと思う。。。
英語ではっきりと簡潔に説明できる、ということはそれだけ英語の単語や言い回し、使う場面をよく理解している証拠です。
発音を気にするよりも、そこがしっかりしていれば英語の面接は問題ないです。
最後の質問(約5分)
「最後に何か質問ありますか?」で以下の質問があれば良いかなと思います。
- 製品・商品を学ぶためのトレーニング
- 所属先のチームの規模や役割
- 入社後のスケジュール
製品・商品について程度事前にリサーチしている場合、そのことについて質問してくれると期待しちゃいます。入社後、その製品や商品に自分がどのような関わり合いがあるのか、私だったら興味があるので。
しかし、このページを読み返してみると、自分でも全部ちゃんと受け答えできるかどうか微妙です。面接だと緊張するし、本来言いたいことも言えずに終わってしまうことも多々あります。
でも、面接で緊張している時に言いたいことが言えれば、お客さん先でも同じように振舞えるはず、と勝手に思ってます。
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