社外で仕事をする場合、それほど社内にいる時間が無いので、社内の人間関係に巻き込まれる心配が少なかったが社内で常に仕事をしていると、そうもいかない。
社外の場合はお客さんを中心に仕事が進む為、その話しの内容が多い。しかし社内の場合はその注目が内向きになる。つまり社内の人間が話題の対象となるのだ。
もし仕事の大半が社内の場合、社内の人間に対する言動はとても注意したほうがいい。でないと現在の仕事量以上に面倒なことになる。自分も大変だったのでそんな話しを紹介したい。
本来は自分の発言をこれまで気を付ける必要はないはずだが環境によって与えられてる仕事の内容以上に気を付けないといけないのが同僚への返答だ。
「ここキツイでしょ。仕事量大丈夫?」
最初に聞かれた時、色々気にしてくれるいい人だと思った。でもここで、
「(入社して間もない内は)キツいけど頑張ります」
と言ったのが間違いだった。
発言した翌日、上司から
「ここでの仕事は大丈夫か?環境に適応できるか」
等の、自分の能力に対する疑問をぶつけてきた。
適応出来なければ切られるのみなのでそのような印象を与えてしまっている時点でそのイメージを修復するにはそれ相応の時間と労力がかかる。 つまり、アピールしてネガティブな印象を払拭しなければならない。
なぜこうなったか?と考えて思い出したのが同僚との会話だ。仕事量に関して他には話してないのであれが発言源に違いない。
でも、その同僚は本当に心配してくれて上司に進言してくれたのかもしれない。そもそも自分が忙しくしているのを上司が見ての発言なのかもしれない。
真相は分からないしその同僚の意図も分からない。直接聞いて確かめる意味もない。
分からないまま時間がたったある日、同じ時期に入社した他の同僚から同じような話しを耳にする。
「あの人にしか話してない内容なのに何故か上司がその内容を知っていて、その事で注意を受けた」と。
彼が主張するにはその同僚は内通者ではないかと。 そんな大層なことがあるのか、考えすぎではないかと否定したが、確かにそれ以外説明がつかない。
そもそも内通などしてなんの利益があるのか。弱みでも握られているのか?疑うときりがない。
まさか、この同僚も私をそのように思い込ませて何かに誘導しているのではないかと思ったりしてしまう。
こんな考え方したくないです。
後で分かったことなのだか、その同僚が辞めた後、「何故か上司が同僚間の話しを知っている」のようなことは無くなった。 その事を考えると、彼が言った事が本当なのかもしれない。
考えても分からないのでそれ以上答えを追い求めるのは止めた。ただこの件以降、必要以上に発言には気を付けるように努めた。どのように発言を歪められて、上司に伝えられるか分からないからだ。
こんな注意が必要な環境はとても息苦しい。
今はもう辞めた職場だが、私が辞める前に辞めていった人は沢山いました。その環境が原因で辞めたかどうかは分かりません。私の知らないところでもっとドロドロしたやり取りがあってその所為で辞めたのかもしれません。
退社した後は退社メンバーと一緒に飲みにいって、以前の職場環境について語ることがある。やはり同じ目に合うと話しが合います。
そしてその時話題となるのがあの同僚についてだ。単なる決めつけでその同僚を悪者にしてるだけかもしれない。その真相はもう分からない。
私の感想では、正直に愚痴を言い合える良い人だと思っていました。ただ「その正直に話そうとする優しさが逆に怖い」と皆から言われました。もし本当にそうだったら確かに怖いです。
職場環境では自分の知らないところで何を言われているか分かりません。人それぞれ色んな意図があり、自分達の働きやすい環境を維持しようと頑張っています。それを脅かすものは徹底して排除します。 そんな環境で仕事をするには、発言に気をつけないといけません。
では具体的にどうすれば良かったのか、考えてみます。
同僚に対して
最初の会話で「ここきついでしょ。仕事量大丈夫?」の問いには「キツイけど頑張ります」ではなく、
「大丈夫です。気遣ってくれてありがとうございます。」
というべきだったと思います。
正確に質問に答えてないですが、気にして質問してくれている相手の気遣いに感謝をし、できるだけ自分の正直な感想を言葉にしません。
そんなの当たり前だと思われたかもしれません。でも入社間もない時に優しい声をかけてくれると、どうしても色々話してみたくなってしまいます。話しても良いのですが、話す内容に細心の注意を払う必要があると思いました。
ただ、正直な感想を言わないままだと、オープンでない印象を与えてしまうので、できるだけ前向きな意見や感想を発言するよう心がけています。
上司に対しても同じ
「ここでの仕事は大丈夫か?環境に適応できるか」
の問いに対して、
「大丈夫です。お気遣いいただいてありがとうございます。気になるところがありましたら仰ってください」
等、まずは感謝して、指摘されるポイントがあれば直す意思表示をする。 どちらにしても「前向き」を念頭に会話をするようにします。
時には懸念を伝える
「このプロジェクト規模に対してこのチームメンバー数でどうだろう?」とか質問されたら、明らかにチームメンバーが足りていなくても否定はせず、「大丈夫だと思いますが、緊急を要した際のサポート体制が気になります。」等、まずは同意し反対はしないけど後で問題となる可能性を示唆します。
そういう懸念があるのに押し進めて、後で何か問題があった場合は、そういう決定をした人に責任を取ってもらえば良いと思います。 できるだけ自分の身の安全を守る為に言うべきことは言っておきます。
自分の身を守れるのは自分自身です。職場にいる同僚も同様です。自分達の家族や生活を守るのに必死です。 少しでも仕事しやすい環境を維持する為に、まずは発言に気をつけたいと思いました。
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