私は在学中3~4年生の時、日本の外資系企業で長期(約3ヶ月、週5回)のインターンとして合計3社で働き、その後に就職をしました。
学生の時はバイト好きだったので、どうせバイトするならインターンシップで稼げれば良い経験になるかなと考えてました。
インターンシップの良いところ、大変なところ、気をつけないといけないところ、沢山あったので紹介したいと思います。
面接で話せるネタになる
自分の学生の時の実績なんて誇れるものは何も無いです。 バイトして、英語の資格取って、勉強して単位取って、それだけです。 ボランティア活動やクラブ活動もしてませんでした。
でもインターンシップに参加することで、実務経験が身に付きました。
実際の仕事と比べれば、バイトの延長みたいで大したこと無い経験かもしれませんが、私にとってはとても有意義な経験だったと思います。
その経験があったからこそ企業の面接でその内容を具体的に説明できたり、履歴書にその活動内容の記載ができました。
今思い返すと、その経験が無かったら就職できてなかったと思います。
業務内容が分かる
私がインターンの時、始めは電話応対、メール対応、データ入力やデータ整理、社内ユーザーサポートや案内の通知等の業務でした。
今まで触れたことが無いビジネスアプリケーションにオロオロしながら、任された業務内容を注意して遂行し、徐々に慣れていきました。
その当時、何を思ったのか、私は社内の人にお願いして担当業務を増やしてもらいました。
インターンとして働く期間が限られているので、折角働けるチャンスだから、もっと色々経験したいと思ってました。意識高いですね(笑)。
これをきっかけにプロジェクトに参加させてもらいました。自分から提案して行動に移す場面もありました。
数週間後に大学に戻る学生を参加させる利益はないのに、そのような機会を与えてもらえたのはラッキーでした。社員が気を使ってくれたのでしょう。
企業ではいくらでも仕事があります。1つ1つ正確に結果を出せれば、次々と新たに仕事が舞い込んでくるので、この期間限定の機会に色んな仕事の経験をするのは貴重です。
インターンとして働いた会社での採用されることも
採用担当の方に、卒業後にここで働かないかと言われたことがあります。
こんなことあるんだ、と思いつつ、結局最後はお断りしてしまいました。 名刺を貰って、連絡してくれたら他にも紹介できるところがある、とも言ってくれました。
今思うと勿体ない決断でしたが、その当時は行きたいところがありました。
でもこのようなチャンスがあったり繋がりができるのは嬉しいですね。
単位が取得できる
大学によって異なりますが、インターンシップに参加することで単位が取れます。
「学費を払って企業で働くのっておかしい」と親に言われたことを思い出します。
インターンとして働いて、その働きを企業が評価し、その評価が大学に提出され、それを基準に単位を取得できるか大学側が判断しているので、学費を払うのは仕方が無いのかもしれません。 払う側からしてみればおかしいと思うのは当然ですが。
時給が支払われる
単位が取れるからといってただ働きはしたくありません。安くても時給900円以上の所を狙いました。
運良く働いた3社とも時給1000円で交通費が支給されました。ちゃんとタイムシートもExcelで管理しました。
時給は部署の予算内で支払われます。したがって、時給が出るところは、支払うだけの価値がある仕事を与えられる可能性があります。
当たり前ですが時給が発生するので、結果が求められます。適当に仕事をしたり責任を放棄した行動をとったら、インターンシップが途中で中断され単位も取れない最悪の事態になるかもしれないので気をつけて行動しました。
大学のインターンシップ制度によっては無給で働かせたり、単位の取得も出来ない場合もあります。 そうなるとインターンとして働くモチベーションはかなり下がりますが、本当に働きたい企業なら応募しても良いかもしれません。
応募先を選ぶ
初めてインターンシップの応募先を選ぶのは一苦労でした。職務内容が書いてあっても、アソシエートとして社員のサポートやヘルプ、仕事を経験してみよう等、具体性に欠ける内容ばかりで、どれが良い応募先か全然分かりませんでした。
調べたら、名が知れた人気の企業でも時給がゼロ、交通費が自己負担のところもありました。それでもすぐに募集が締め切りになっているところを見ると無償でも働く価値があるんだな、と思いました。
悩んでいても仕方が無いので、取り敢えず以下の点に狙いを絞りました。
しかし、時給が出るところや募集人数が1人、そして人気の企業は応募する学生が沢山います。その中から上手くアピールしてポジションを勝ち取るしかありません。
今思うと何をモチベーションにこんなに頑張れたのか思い出せません。多分何も考えて無かったからこれだけ動けたのかもしれません。
ResumeとCover letter
レジュメとカバーレターのデザインはネットのサンプルを参考にして、内容は自分が考えた文章で構成します。 Wordで作るのにかなり時間を要したのを覚えてます。
応募先によってカバーレターの内容が異なるので、納得いくまで1つ1つ修正して読み返してから送付しました。 しんどい作業ですが、慣れるとアレンジにそれほど時間かかりません。慣れるまでが大変でした。
面接は英会話が必須
規模が大きい企業はグループ面接、支店レベルの場合は個別面接等、面接形態はそれぞれ異なります。 面接での会話は英語だけもしくは英語と日本語の両方の2通りありました。
面接官は上手く喋れない人にはあまり質問をせず、喋れる人だけに時間をかけてました。厳しいですね。
私は最初の面接で落とされました。何が悪かったのか自分で反省会をしてみて気づい点がありました。
上記の説明の重要性に気づいて、出来るようになるまで苦労して練習したことを覚えてます。 上手く英語で表現できるようになったと思って、次に面接をしたらインターンとして採用されました。
また、2~3社目は既にインターン経験があったので採用されやすかった印象がありました。
面接では色んな大学から応募者が参加します。応募者が多い場合、グループ面接となるので、短い時間で如何にアピールできるかが勝負です。
自分の番がきたら、名前、学部、学年、何ができるか、その企業でインターンすることで何を貢献できるか等々、簡潔に説明をします。
その後も色んな質問があり、学生から学生へ順番に答えていきます。 質問は短く「はい」と答えるのではなく、自分の能力のアピールになるような説明をしました。
当時は「私はこんな経験があってこんなことができる」みたいなアピールを他の学生や社員の前で言うのはとても恥ずかしかったです。 でも、これを積極的にしないと自分が応募したポジションはすぐ他の応募者に取られてしまいます。
募集人数が1人だった時はかなり激しいアピール合戦をしました。
通勤
実際にインターンで働くことで就職前の通勤の辛さを味わいました。 会社員の皆さんは毎日こんな満員電車に揺られて会社に通勤してるんだと思いました。
いつもと同じ場所に同じ時間帯に着いて、同じ時間帯に会社を出て帰路に着く毎日は会社員にとってつらいだろうな、という印象でした。
今はそんなに苦痛ではないですが、学生だった当時は早起きして満員電車に乗るのは苦痛でしかありませんでした。
就業時間
インターンの就業時間は他の社員と変わりありません。勤務日は週5回、勤務時間は場所によって9:00-17:00だったり、10:00-18:00だったりしました。
働き始めは残業は一切無かったのですが、だんだん担当業務が増えていくと残業も増えました。 いつも決まった時間に帰れると思ってたら、いきなり舞い込んでくる仕事によって帰れないことを知りました。
服装
面接は基本スーツ着用で挑みます。インターンシップの為にバイト代でスーツを買いました。学生にとっては痛い出費です。
働く際はカジュアルな服装でも構わないところもあれば、スーツで出社しないとダメなところもあります。 会社規模が大きいところは常にスーツが義務付けられてました。
インターンシップは大変なところばかりですが、今思い返すとインターンとして働いておいて良かったです。 実際に働いている人とお話しすることで自分の知らない色んな情報を聞くことができるのはとても新鮮です。
また、就職活動の際は職務履歴書にインターンシップの活動内容を記載できるだけでなく、面接でその内容の話しができます。
これが採用に繋がったかどうかは分かりませんが、面接では大学の授業の話しより、インターンシップの話しばかりしていたので、採用に大きく貢献したことは間違いありません。
インターンシップは是非やるべきだと思います。
余談ですが、偶然にも就職先で担当していたお客様が、私がインターンとして働いた企業でした。 その話題でお客様とお話しできる機会はとても有意義でした。
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