学生の頃、就職に有利になるであろうと国連英検のA級に挑戦し、運良く合格しました。 英語が喋れないと合格できない資格なので、英会話が出来る証明になると思いウキウキで履歴書に載せました。
しかし、面接で聞かれるところはいつもTOEICの点数の話しばかりで、国連英検に関しては誰も触れもしませんでした。 自己紹介の際に、自ら国連英検について話題を出してみても、面接官は国連英検の資格自体知らないか、興味が無さげ。
何故そんなに認知度が低いのだろうか。調べてみたら衝撃的でした。
国連英検(The United Nations Association's Test of English)は日本だけで実施されている検定なのです。つまり、海外では全く認知されてない検定だったのです。
そりゃ履歴書に載せても、面接官は無反応ですよね。そもそも知らないのだから。 この事実を知ったときショックでした。
試験の為に良いお値段のする参考書を購入して読んだり、筆記テストで1日、英会話テストでさらにもう1日と時間をかけてようやく合格したのに、海外の人は知らないという事実。
因みにA級の受験料は8400円と高め。レベルが上がるごとに値段が割り増しです。時間とお金を返して欲しいと思いました。
現在の試験内容と同じかどうかは分かりませんが、私が受けた試験は1次と2次に分かれてました。
1次では筆記テストで冊子の質問集を答えていき、エッセーみたいなのを1ページ分位書かされました。1次合格したら通知が自宅に届きます。
2次では面接形式で英会話のテストを行いました。お相手の1人は日本人でもう1人は海外の方でした。 会話はほぼそのネイティブの方として、日本人の方と会話は殆どしませんでした。 トピックは国連の歴史かなと勝手に思ってましたが、私の時は最近の時事ネタについてでした。
答えられない質問が出てくると困るので、最初に与えられたトピックを出来るだけ盛り上げようとしました。 自分の考えを言って相手がどう思うかと逆に質問したりして会話を続けていると、あっという間に試験時間が終了。 20分もかからなかったと思います。そんなに多く質問されないで良かったです。
他に受けた質問は、「試験を受ける理由について」とか「国連について興味ある?」等でした。
因みに、国連英検A級のレベルは英検の準1級に相当するらしいです。
悲しいですが、国連英検を知っていた海外の面接官はゼロでした。 日本人の面接官も誰も知りませんでした。日本人の方はTOEICの点数を見て満足しているようでした。
色んな会社に面接し転職をしてきましたが、この資格を知っている人に出会ったことはありません。転職エージェントの方も資格の存在を知らなかったです。悲しすぎます。
でも、全てが意味無かったわけではありません。社会経験ゼロの学生の時に、この資格を保有することで少し自信を与えてくれたのも事実です。 あと、履歴書の資格欄を1行増やしてくれたので、空欄が少し埋まって良かったです。
外資系企業に就職・転職を考えているなら、国連英検に拘る必要は無いと思います。 面接の際に国際情勢や外交についての話しをする機会も滅多に無いので、その準備も不要です。
ただ、もし国際関連の時事ネタが出た時は国連英検のことを話して、「日本にはこんな資格があるんだよ~」と面接官に教えてあげれば、「へ~」と言ってくれるかもしれません。
国連で働く目標があるなら話しのネタになるかもしれませんね。
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